スケッチが教えてくれたこと。

 

  工務店の知人から相談を受け、美容室の内装デザインを手伝うことに

  なりました。初めてお会いしたオーナーは若いご夫婦でした。

 

  最初の打合の時、ご夫婦と知人が打ち合わせしている間

  その横で話を聞きながら、自分なりにラフなイメージスケッチを

  ノートに描いてました。

 

  話が一段落した時

「こんな感じですか?」と描いたものをお見せしたところ、

  オーナーのご夫婦が驚いた表情で

 

「これ、わかりやすい!」と言って頂きました。

 

 

 

 

 

 

これが

その時描いた

スケッチの中の

一枚です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  打合が終わって戻ろうとした時、後ろから奥様に声を掛けられました。

 

「さっきの絵を貰えませんか?」

 

「いえ、きちんと描いてお渡しします。これはあくまでもラフに

  描いたものですから・・・」そう答えたのですが。

 

「いえ、さっきの絵が欲しいんです。」

「この絵があると、これからお店に必要なものがどんなものかイメージが

  湧んです。」

「ラフでも全然構わないですから。」と言って頂いて、

  ノートに描いたものをお渡ししました。

        

  正直自分の描いたものが、こんな形で求められるとは

  思いもしなかったことでした。